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「空き家整理をしたいが、自力で片付けるにはどうすればいいのか?」
「そもそも自力で片付けられるのか、業者へ依頼すべきなのか?」
とお困りではありませんか?
準備をしっかり行えば空き家を自力で片付けることは可能です。しかし、空き家の状況次第ではかなりの作業時間がかかります。
今回は、空き家の片付けを自力で行う4ステップとともに、業者へ依頼すべきかどうかの判断基準を紹介します。業者の費用相場も紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
自力で片付けを行えるかの判断基準
空き家整理をする前には、自力で片付けられるかを正しく判断することが大切です。
無理にやろうとすると、3~4日作業しても片付けが終わらない可能性があります。
ここでは、自力で片付けられるケースと業者へ依頼すべきケースを紹介します。
自力で片付けられるケース
空き家を自力で片付けられるケースは以下の4パターンです。
- ・部屋の広さが3DK未満
- ・特定の部屋のみゴミが散乱している
- ・家財やゴミが少ない
- ・水回りが使える
間取りが2DKや2LDKの場合、日数はかかるものの自力で片付けられます。2部屋+ダイニングキッチン(+リビング)であれば、片付けの目処が付きやすいのです。
ただし、家財やゴミが多いと感じる場合は業者へ依頼した方がスムーズに進みます。
また、片付けの最後に行う掃除では水が必要なため、水回りが使えることもポイントです。
業者へ依頼すべきケース
業者へ依頼すべきケースは以下の4パターンです。
- ・部屋の広さが3DK以上
- ・家全体がゴミであふれている
- ・水回りが使えない
- ・なるべく早く片付けたい
そのほか「体力的に厳しい」「やる気が出ない」などの場合は、部屋の広さが3DK未満であっても業者への依頼をおすすめします。
空き家整理の前に準備すること
空き家整理は日常的に行う片付けより時間も労力も大幅にかかる作業です。
限りある時間を無駄にしないためにも、当日までには準備を済ませておきましょう。
作業人数やスケジュールの確認
自力で空き家整理をする際は最低でも3人以上、2~4日間のスケジュールを確保してください。予備日も設定しておくのが理想的です。
基本的に、空き家整理を1日で終えることはできません。
必要なものと捨てるものを仕分けたり、ゴミを回収場所へ運んだりなど多くの作業があるため、1人ですべての作業を行うのも厳しいです。
日によって集まる人数が異なる場合は「今日は1部屋」「明日はキッチンと1部屋」などを決め、計画的に進めていきましょう。
必要な道具の用意
事前に必要な道具をそろえておくと、片付け当日の作業がスムーズに進みます。
基本的には、以下の道具をそろえておいてください。
- ・マスク
- ・滑り止め付きの軍手
- ・ゴミ袋
- ・ガムテープや紐
- ・殺虫剤
- ・動きやすい、かつ汚れてもいい服
- ・清掃道具(掃除機、ほうき、雑巾、洗剤など)
- ・ゴミを載せる車(自分でゴミを運ぶ場合)
ゴミ回収のみを業者へ依頼することもできるので、車が用意できない場合は検討しましょう。
ゴミの処分方法の確認
空き家整理をする際は、ゴミの処分方法を確認しておくことが重要です。主に以下の3つが挙げられます。
- ・ゴミ処理センターへ持ち込む
- ・粗大ゴミとして処分する
- ・業者に回収してもらう
空き家整理では多くのゴミが出るため、通常のゴミの日に捨てると近隣住民に迷惑がかかってしまいます。
ゴミの日と曜日が合わない場合もあるため、どのゴミをどんな方法で処分するのかあらかじめ決めておきましょう。
また、ゴミ処理センターへの持ち込み方法や粗大ゴミの分別方法などは各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの地域のホームページをご覧ください。
片付けを自力で行う手順
片付けを自力で行う手順は以下の4ステップです。
- 1. 害虫対策
- 2. ゴミの仕分け
- 3. ゴミの処分
- 4. 家の清掃
どれも大切な工程なので、しっかりと覚えておきましょう。
1.害虫対策
スプレー式の殺虫剤を使って、害虫対策を行います。
空き家をしばらく放置している、またはゴミ屋敷のような状態になっている場合は、害虫が発生しているかもしれません。見える場所にいなくても、害虫が出てきたときにすぐ対処できるよう手元に用意しておいてください。
できれば空き家整理の前日に煙式の殺虫剤を使っておくと、より片付けに集中しやすくなります。
2.ゴミの仕分け
ゴミを仕分ける際は「必要なもの」「捨てるもの」「保留」の3種類に分けるのがポイントです。
捨てるかどうかを1つずつ迷っているとかなりの時間がかかってしまうため、以下のような基準を設けて仕分けましょう。
- ・1年以上使っていないものは捨てる
- ・「いつか必要になるだろう」と感じるものは捨てる
- ・生活に欠かせないものは残す
保留にしたものは、仕分け作業の最後によく考えて残すか捨てるかを決めます。
また、仕分けたあとは各自治体の指示に従って分別することも大切です。分別が不十分だとゴミを回収してくれないこともあります。
3.ゴミの処分
分別が終わったら、事前に決めた方法でゴミを処分します。台車があると搬出しやすいため、できれば用意しておきましょう。
ゴミの処分のみを業者へ依頼した場合は、業者が来る時間までに仕分けを終えられるよう、スケジュールを立てておいてください。
家具や家電、衣類などは他の方へ売却したり、リサイクルショップで買い取ってもらったりするのもおすすめです。
4.家の清掃
ホコリを掃除機やほうきで除去してから、拭き掃除をして仕上げます。汚れが強い場所は洗剤を使いましょう。
生ゴミからしみ出た液がある場合も、洗剤を使ってしっかりと落としておいてください。
そのまま放置していると害虫が集まる原因になります。市販の洗剤を使っても汚れが落ちない場合は、ハウスクリーニング業者に依頼するのもよいです。
片付けを効率的に進めるコツ
片付けを効率的に進めるには、3つのコツがあります。作業スピードを上げるためにも、ぜひおさえておきたいポイントです。
基本的に捨てることを心がける
空き家整理では、生活必需品と貴重品以外は基本的に捨てることを心がけましょう。
多くのものを残していると、それらを置くための場所が必要になります。心残りがあるものは、写真や動画に残してから捨てるのがおすすめです。
必ず残しておくべきものの例として、以下が挙げられます。
- ・契約書
- ・権利書
- ・通帳
- ・印鑑
- ・クレジットカード
1部屋ずつやる
1部屋ずつ進めていくと、最初の状態より片付いていることが認識しやすい分、達成感やモチベーションの維持につながります。
反対に、複数の部屋に分かれて作業すると、ゴミの量が減った実感が沸きにくいです。
モチベーションが下がると作業スピードも落ちやすいので、1部屋ずつ確実に片付けていくのが大切です。
ものがたくさんある場合は、最初に出入り口への動線を確保しなければいけません。大人1人が通れるほどのスペースを片付けてから、部屋の片付けを始めましょう。
実家の場合は家族と事前に相談しておく
空き家となる実家を片付ける場合は、家族と事前に相談しておきましょう。
両親が亡くなる前に行う生前整理、亡くなったあとに行う遺品整理のどちらの場合でも必要です。
- ・何を残すのか
- ・片付けたあとは実家を売却するのか、誰かが新たに住むのか
- ・家財は誰に相続するのか
などを話し合っておくことで、作業がスムーズに進みます。
とくに遺品整理では相続争いになる可能性があるため、なるべく兄弟や身近な人に協力してもらうのが望ましいです。十分な時間が取れない場合は業者に依頼しましょう。
空き家整理を業者へ依頼したときの費用相場
空き家整理を業者へ依頼したときの費用相場は以下のとおりです。
間取り | 費用相場 |
1K・1R | 30,000円~80,000円 |
1DK | 50,000円~130,000円 |
2DK | 90,000円~250,000円 |
3DK | 150,000円~400,000円 |
ただし、回収する家財やゴミの量、業者によって費用は大きく変わります。あくまで目安として捉えておきましょう。
3社以上に見積もり依頼をして料金やサービス内容を比較すると、自分に適した業者が見つかりやすいです。
また、自治体によっては空き家の補助金制度を行っているところもあります。
条件はあるものの、ゴミの処分費用やリサイクル料金を最大10万円まで負担してくれます。気になる方は「空き家整理 補助金制度」などと検索してみてください。
見積もり依頼から始めるのもよい
空き家整理は日頃の片付けより作業量が多いため、自力でする際は入念な準備が必要です。
当日には害虫対策を行いつつ、スケジュールに沿って1部屋ずつ片付けていきます。生前整理または遺品整理の場合は、家族と話し合うことも忘れないでください。
また「部屋の広さが3DK以上」「家財やゴミの量が多い」などの場合は業者へ依頼するのがおすすめです。
相見積もりをしたうえで、自力でやるべきか業者へ依頼すべきかを判断するのもOK。空き家整理にかかる労力や費用を考え、自分にとって最適な方法を選びましょう。
名古屋で空き家整理をご検討の方はぜひエコーズにお問い合わせください。お問い合わせはこちら↓