｜名古屋の有名仏閣スポット

名古屋で仏閣巡りの観光スポットとして人気を集めるのが、熱田神宮と大須観音（寶生院）の二つです。熱田神宮は、三種の神器の一つである草薙剣を祭神とする由緒ある古社で、もう一方の大須観音は人々から観音様と呼び親しまれている寺院です。どちらも年始の参拝などに多くの人が訪れ、大変人気のあるスポットとなっております。
そのような神仏へのお参りをする話に繋げまして、名古屋での亡くなった方の遺品について、その中でも遺品整理というものについてご紹介したいと思います。

｜遺品整理とは

誰かが亡くなり、その後に残されるものを遺品と言い、遺品整理とは、その遺品を処分や破棄したり、あるいは残し保存する行動や考えを指します（そのための仕分けや片付けなども同様にこの遺品整理の中に含まれます）。
当然のことながら、遺品には故人の思い出や記憶、感情や気持ちが込められているものですから、そういった故人の思いを尊重し、また汲み取ってあげるためにやることが遺品整理だと言えます。
また、故人の意思の他にも、遺された側にとっても形見として残しておきたいと思うものもあるはずですし、こういったお互いにとって大切なものの整理をすることですので、ただすべてを闇雲に処分すればいいというわけではありません。
これらのような点が、遺品整理での重要なポイントと言えます。

｜遺品整理を行う上での問題となる点

処分をする・保存をする、あるいはその前段階である仕分けをすることでも、遺品整理にはいくつかの問題となる点があります。
例えば、故人が独居で且つ家が遠方にある場合ですと、親族や家族の方々がその遺品のある家に行くのに時間的にも体力的にも負担がかかってしまいます。また仮に近くの家で移動の時間がかからない場合であっても、遺品整理というのは根本的に多くの時間を要するものだということも問題点の一つです。
とある生前整理のセミナー内で講師が、「遺品整理には数週間や数ヶ月かかることがよくある」と説明していたほどですので、時間の面で大変なことが伺えます。仕事や日々の生活もありますので、つきっきりで遺品整理を行う、というわけにもいかないのが現実です。
そして時間だけでなく、人手と力と頭を必要とする点も問題となり、軽いもの・小さいものばかりではないことから、特に女性の方であったり、高齢の方がやろうとするとさらに負担が増してしまいます。
もしも亡くなる前に生前整理を進め、自身の不要なものは処分し、保存してほしいものは残してある、などのように準備をしてあればこれまで挙げた問題というのは軽くなりますが、そういったことをしていない場合、多くの遺品に囲まれてしまう状況となり、途方にくれてしまいかねませんし、場合によっては部屋にモノが散乱している中、作業をする必要に駆られるケースもあります。

｜遺品整理を行い、考える際のポイント

遺品整理には上記のような問題が多く発生しますので、遺品に関することを事前に考えておくようにすることが遺す側からも、遺される側からも双方への気遣いができるポイントとなります。
こうした自分の死後のことを事前に考える行動を、先程も使用した言葉で「生前整理」と呼びますが、自分がこの世を去った後というのはなかなか考えにくく、あるいは考えたくないことでもあるかもしれません。
ですが、生前整理というのは決してネガティブな行動や考え方ではなく、遺す側から見ると遺族となる方々に大変な思いをさせないようにする配慮であり、遺される側から見ると故人の大切だと思うものや意思を尊重してあげられる行動ですから、むしろポジティブな行動だと言えるのです。
そして、そうした準備をした後に遺族の方々が実際に遺品整理をするのは、故人との思い出や記憶を思い返して整理することでもあります。
このような意味や解釈がありますので、生前整理は言葉とは裏腹にネガティブなものではないのです。しかし、あまりに遺品の数が多く、また時間や人手の問題も発生し、遺品整理が難しいという状況であるなら、業者に依頼するという選択肢も一つの手として頭に置いておくことも必要かもしれません。
また、業者に遺品整理を依頼する際は、上でもご説明した通り遺品とは故人にとっても、遺された方々にとっても思い出の詰まる大切な貴重品でもありますから、信頼できる業者を選ぶよう、くれぐれも注意して頂きたく思います。